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  • 執筆者の写真西留安雄

授業備品 NO.169(2021.9.20)他人事から自分事の校内研修へ

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 学びのない学校に何回か遭遇した。子供と教員がいる限り、学びのない学校など存在しないはずだが・・・。「今日一日だけの授業」「講師が訪問した時だけの授業」となるのはなぜだろう。


1 全国学力学習状況調査と連動する校内研修

 学校訪問をして思うことは、校内研修と全国学力学習状況調査が連動していないことだ。数値だけを上げることが学校の目的ではないが、校内研修が活性化している学校は数値も高い。数値が上昇した学校もかつては、多くの課題があった。子供が落ち着かない、低学力等の課題に正対し、校内研修で課題を解決した。「授業スタンダード」がその中心になったのは確かだ。


2 他人事の校内研修

・「研究授業のときだけ」の校内研修スタイルにし、一時的なしのぎで授業を行う

・教科書を教えるだけの手抜きの授業があり、子供の学びの積み上げがない

・一部の子供が挙手をして、教師が授業を進める方式から改善できない

・AL指導方法を理解せず、従来からの指導観を述べ授業を変えたがらない

(学習指導要領は変わった!)


 まず、授業が従来型(教師がよく話す、教師主導)から抜け出せないのは、教師が手っ取り早く教科書の内容を教えることに慣れているからだ。最低限の知識を「教える」ことに終始している。日々の多忙感や負担感を理由に校内研修に意義を見出せない。研修に消極的学校風土。教科の専門性の色が強すぎて教師間の議論がかみ合わない。何のための校内研修かよく分からない。研究協議会では、当たり障りのない発言に終始している。こうしたことが校内研修の「自分事」にならない原因であろう。


3 校内研修が自分事になる手だて

①日々の授業に校内研修の手だてを入れる

 校内研究の成果が学力向上になかなか現れない事をよく聞く。なぜ現れないかは、校内研修が研究授業の1時間だけの取り組みに終わっているからだ。また、講師の話を聞くことだけに終わっていないだろうか。大事なことは、校内研修の手立てを実践する場が日々の教育活動にあるという認識を全指導者がもつことだ。

②目指す子供像、身に付けさせたい力を育む授業

 日々の授業で目指す子供像を実現する、身に付けさせたい力を育む授業の場とする。そのためには、学習スタンダードを片手に持ち見様見真似でよいので、校内研修の目指す子供像を追いかける。


4 各学年の横軸(学年部会・教科部会)の組織を、縦軸の校内研究の組織

 (学年縦割り組織)へ変える

 学年で模擬授業をして研究授業に臨む学校が多い。ここに課題がある。学年内だけで授業が完結し、他学年へとは研究内容が広がらないのだ。そこで、縦軸の校内研修組織に変えることを提案したい。慣例的に行われてきた「学年部会」から、新たな「縦割り研究部会」へ転換する。

①学年縦割りで授業研究グループを編成し、指導案検討を行う

②教師を子供役として模擬授業を行う

③夕方の打ち合わせで各学年の部会で討議をする

④指導案の変更をしたものを配布する

⑤研究授業を実施する

⑥研究協議会の実施

⑦授業者の振り返り論文の記入

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