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  • 執筆者の写真西留安雄

授業備品 NO.170(2021.10.3)学び方は教師の挑戦が重要

PDF版(クリックで表示されます。)


1 高知ベーシック(学習スタンダード)の授業を見るための学校訪問

 学習指導要領がALになった。それに関連して作成された高知ベーシックガイドブック(学習スタンダード)に沿う授業を行っていただきたい。教科教育論だけの授業は、町ぐるみで行っているところではぜひとも避けて欲しい。神奈川県では、学び方の授業研究で訪問しているが、私の指導の後に地元の指導主事が教科に特化した内容を指導している。学び方と教科教育の対となっており、成果も見え始めた。


2 学習指導要領(総則)が授業の転換を促した

 学習指導要領はALを前面に出し、教師主体の授業から子供が主体的に学ぶ授業への移行を教師に求めている。

 だが、いまだに教科教育論のみを出し授業を見る。授業が変わらないため、学校課題、特に子供たちの学力の数値が向上しない。小学校までは順調にいくが、特に中学校で教師中心・教科教育論の授業を行うため、子供たちの口数も減り「言われてやる」授業を数校見てきた。学力の数値の伸びは、子供にあるのではなく教師にも責任があると思う。授業改善意識と比例しているからだ。小学校と中学校の経年経過の数値を見るとよく分かる。そこに直視をすると授業改善の糸口があるはずだ。


3 教師を育てるための教科教育論だけで授業を行っていないか

 私たちは、教科教育を学び授業に臨んできた。教材解釈、教材の開発、発問等、教科教育に関することの教材研究をしてから授業を行ってきた。これ自体は間違いではないが、狭い専門教科の中だけで授業を行うため、教師の活躍はあるが子供の全員参加型・活躍型の授業とはならなかった。これがこれまで教師の授業である。

・教科教育論で教師が教科の内容を指導するため、「教師主体型」の授業となる

・自分の教科教育だけの授業だけでは、教科横断的な資質は教師も子供も身につかない

・「教科の見方考え方」は重要だが、それだけ行っていては何も変わらない


4 校種は関係ない

 私自身、小・中・高で授業を行ってきた。校種が変わると子供たちの学ぶ内容も高度になると思いがちだがそうではない。年齢に応じた内容を学んでいるだけなのだ。だから、その校種に応じた指導をすればよい。義務教育と高等学校と校種は違うが、学び方を身に付けること等は同じだ。教師の知識、教科書の内容だけを追う授業は、一部の子供しか内容は身につかない。学び方に校種は関係ないのだ。


5 学び方を学ぶ(教師自身が学び方を身に付ける)

 KJ方法の川喜多二郎先生は、「学校では知識そのものは教わったが学び方は教わらなかった」と述べている。

 およそ半世紀前の言葉だ。私が初任者の頃、校長先生から教わった言葉だ。この言葉に教育の課題と解決方法があると思う。


①学び方を学ぶは、子供が身に付けるもの

 全学習の中心となるのが学び方だと思う。学び方を子供が身に付けると子供たちは教師を頼らず主体的に学んでいく。学校を出てから人として問題解決できるためには、学び方を身に付けるしかないのだ。「自分で悩み、自分で考え、自分を超える」、その場が授業だと思う。子供が学び方を身に付けるのは、生きていく上での土台づくりのためにとても必要なことだ。


②学び方は教師の挑戦が重要

 教科書の内容をただ教えるだけでは、教師の責任を果たしたとはいえない。手っ取り早く教科書の内容を教えるだけの授業を見る。そこでは子供が教師を頼る場面が多い。そこで教師の挑戦が重要だ。学習スタンダードやベーシックガイドブックを見よう。県の施策にもなっている。


6 校内研修の充実

 校内研究と教科教育をまず分けて考えよう。そのためには、子供の目の輝きを意識して授業の設計段階から考えるとよい。学び方を校内研修の教科横断的な位置に据え研究を行う。小中の連携にもつながり、学力の向上や生徒指導3機能がうまく循環するはずだ。

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