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  • 執筆者の写真西留安雄

授業備品 NO.197(2022.9.21)授業者が変わる

更新日:2023年8月29日

PDF版(クリックで表示されます。)


 学テの結果が出た。テスト自体の在り方をコメントするのは控えたいが、授業の在り方を考える良い機会であることは間違いない。結果が良かった学校には特徴がある。授業改革と課題を克服するテキストがあることだ。

そのことについては、後続の備品で取り上げる。

ここ数日、全国の学校を回り考えさせられたことがある。こんな授業(教師が授業を引っ張る)をしていたら、子供がかわいそうだと感じたことだ。子供たちは教師を選べない。だからこそ、教師ではなく、「子供満足の授業」の授業を追い続けることだ。


 過去の授業観から抜けきれない

 学習指導要領が変わっても教師中心・教科書中心の教科教育型の授業が続いている。なぜ変えきれないかを考えて見た。授業備品でもこのテーマに記載しているが子供中心型の授業に変われない。その理由を挙げる。①子供が主役とは感じているが、教師がたくさん教える、しゃべることが授業と思い込んでいる ②知識が重要と考え教科書中心の指導から抜けきれない ③学習指導要領が変わっても指導方法を変えない。


 教科教育の専門家が変わる

 教科内容をよく知る専門家がいてもよい。だが、専門の内容を教師に教えすぎると、その教師は、そこから離れられなくなる。学んだ専門的な内容を教えなくては教えなくてはということを優先するからだ。学校を訪問するとそのためか若い教師が「しゃべりまくる授業」を目にする。教師がしゃべるのが当たり前だと思い込むと、そこからも抜けきれない。結局は、自分が学生時代に受けてきた授業をコピーしているにしか過ぎない。そのためには、教科教育の専門家も変わることだ。学び方を学ばないと教科の専門指導も活きない。


 先輩教師が変わる

 ある県は、中高別の校種採用をなくした。これは、教科の壁「専門教科と言いたがる教師の主張」をなくしたいことも背景もあるようだ。これまで、教科が違うから言う教師がいて他教科の若手教師を積極的に指導しない先輩教師がいた。先輩教師が変わるしかない。

どの学校にも若手教師が入ってくる。その若手教師を指導出来るのは先輩教師だ。教科は違っても学び方を身に付けさせるのはどの教科も同じだ。この点について先輩教師が指導をしていけば、経験の浅い教師の授業も変わるはずだ。教師間がバラバラになる状態はなくなるはずだ。


 リーダーが変わる

 学校のリーダーの条件は、「授業を知り尽くしている」ことだ。リーダーが専門とする教科が違っても何らかの助言が出来なければならない。そうでないと、教科専門の教師に授業を丸投げとなる。

全国を歩き校内研修がしっかりしている学校は、リーダーがよく学んでいる。このことに学び、リーダーが一つ一つ学んでいくことだ。学ぶ姿勢を教師ではなく子供たちが見れば、子供たちも寄ってくる。管理をしている先生ではなく、教えてくれる先生と見るだろう。


 学習指導要領が変わったことを改めて理解

 子供たちの活き活きとした動きのある授業にして欲しいという声が教師に聞こえているだろうか。じっと話を聞く授業は、子供たちには苦痛だ。だから、学習指導要領が教師主導から子供主体の授業へと変わった。アクティブ・ラーニングだ。まだまだそのことに揺れている学校もある。あらためて学習指導要領が変わったことの理解をしたい。


 テキストは、「学習過程スタンダード」「高知授業づくりベーシックガイドブック」

 子供の主体的な授業、みんなで対話をする授業、子供同士が考察をしていく授業、この3つの内容が授業の中で行われていなければならない。そのためには、子どもたちに学び方が身についていなければならない。私たちは幸い、全教師が教科を超えて授業を進める「学習スタンダード」を開発した。

 高知県では、「高知県授業づくりベーシックガイドブック(高知県教育センターHP令和4年3月改訂)」だ。この冊子が授業づくりには大いに役に立っている。テキストを活用しよう。

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