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授業備品も200号となった。NO1は、H27.6.2だ。今後もぜひみなさんのお役に立てたらと思う。
学調の結果発表が8月末にあった。各学校では教育委員会からの指示で分析と対策を報告したと思う。こういうことを何年も行ってきたと思うが結果が出ているだろうか。その方法を続けてよいだろうか。
1 学調から出た課題対策の現状
学調の発表に一喜一憂する学校もあるだろう。特に管理職は、「今年こそは」という思いが強いと思う。だが、何年も何年も課題対策の報告書はまとめるが、それが実らないのはなぜだろう。細かな分析もする。報告書も細部にわたる。保護者にも学調の結果を知らせ、学校としての姿勢を報告する。時間をかけての報告書となるので課題を克服できることは間違いないはずだ。だが、翌年も同じことが続く。授業改革と同じで教師だけで課題対策をまとめるからだ。
その主な原因は、子供に対策が伝わらなかったことだ。結果から一人ひとりの子供には、改善を求める。だが、学校の全子供や全教師のものとはなっていない。ここに課題がある。
2 学調課題の見える化(別冊マナブックの作成)
授業改革と同じように学調の結果と対策が子供に伝わらなければならない。報告書に精を出すだけでなく、学調から見えてきた課題を克服するための子供向けの学びのテキストを作成するとよい。今回お知らせする学校は、本年もかなり良い結果が出た。この別冊マナブックが活きたことは間違いない。約半年をかけて全学年で取り組む内容(問題や解き方の方法)が記されている。私自身もこの夏休みに助言者として参加した。8月末には、9月から使用する学調課題を克服するためのテキストが完成した。教師間だけで課題を共有することより、子供たちに直接、学び方のテキストを使って取り組むことを奨励するとよい。結果を出そう。
3 作成の案内文
〇〇しょうがっこうのみなさんへ
「〇〇ごんのまなbook」別冊(べっさつ)が できました。これは、学習(がくしゅう)が よくわかるようになる 必殺技(ひっさつわざ)が 書(か)かれている ひみつの本(ほん)です。じょうずに つかうと、いまより もっと 学習(がくしゅう)が できるようになります。これまでの「〇〇ごんのまなbook」といっしょに 活用してどんどんかしこくなってください。
4 テキストの例
読み取り方のヒント(グラフの場合)
グラフの種類は大きく3つのタイプがあります。件数や人数,をはっきり示す棒グラフ,変化を見取りやすい折れ線グラフ,割合を示す円グラフや帯グラフの3種類です。また,社会科では,棒グラフと折れ線グラフを組み合わせて表した,雨温図(うおんず)というものも出てきます。
◆チェック
<読み取りの手順(棒グラフや折れ線グラフ)>
①キャプション(資料の題名)を見る。
②たて軸と横軸が何を表しているかを見る。
③棒グラフの場合:目立つところやちがい,数値に気をつける。
折れ線グラフの場合:目立つところや変化,数値に気をつける。
④ なぜそのような数値になったのか(特に目立つところ)やこれからどのようになるのかを考えたり予想したりする。
⑤複数あれば,比較したり関連付けたりする。
<読み取りの手順(円グラフや帯グラフ)>
①キャプション(資料の題名)を見る。
②(何について書かれているか,単位,数値などが書かれている場合は,よく見る。)
③その他以外の1番多い割合を占めているものや順番などに注目する。
④なぜそのようになっているのかを考えたり予想したりする。
⑤複数あれば,比較したり関連付けたりする。
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