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  • 執筆者の写真西留安雄

授業備品 NO.204(2022.11.28)日本型の受動的同調的な学びを変えるために私たちが今できること

更新日:2023年8月29日

PDF版(クリックで表示されます。)


 学校訪問をするといまだに教師主導の授業がある。そうした授業を受けざるを得ない子供たちの気持ちが分かる。明日も、学校に行きたいだろうか。とにかく変化を求めない学校を変えよう。


不登校数24万4940人(前年度比24.9%増、過去最多)

小学生の暴力行為4万8138件(過去最多)

 文部科学省の調査で2021年度に急増したことが判明した。不登校の原因は、無気力・不安49.7%、生活リズムの乱れや非行11.7%、いじめ友人関係9.7%、親子関係8.0%、学業の不振5.2%、その他15.6%だ。家庭環境や地域の状態からも理解できる。だが、授業や学校自体の在り方を問うような項目がない。授業が子供満足、アクティブラーニング型の授業かどうかを問う項目であれば、学校や授業の課題が浮き上がると思う。


続々新たな形の学校が開校

 学校を選べない単線型の日本の公立学校。だから、教師主導の授業が続いている。その改革に向かったのが、イエナプラン教育(ドイツ発オランダで普及)。公立学校にはない魅力の学校が数年前から開校している。

〇長野県大日向小中学校(私立)・広島県常石ともに学園(公立)

自立学習・基礎学習

 子供たちは、グループリーダー(教師)から示された「しなければならない課題」と「自分自身が選択した内容」について、どのように学ぶかを計画し、それぞれに合った方法で自立的に学習する。

協働学習・総合学習

 学校全体で取り組むテーマに沿って、教科横断的に学習を進める。身近なことから地球規模のことについて、教科学習で学んだことを活用し、グループのメンバーと協力しながら総合的に学ぶ。

〇アメージングカレッジ(埼玉県東松山市、2023開校(私立、各種学校扱い)

*学校と言う名前を外した

子供の思いや願いをとことん受け止めるカレッジだ。「特別活動と生活科と総合的な時間を統合した「未来そうぞう科」が中心だ。今の公立学校とは角度を変えた(もう一つの選択肢)教育を始めようとしている。


受動的で同調的な学びを主体的・対話的で深い学びに変えるために私たちが行ってきたこと

 いきなり授業の中にタブレットを使用したいと思ってもうまくいかない。結局は、教師の指示言葉の多い授業となり子供は受動的になる。私たちはそうした授業を変えるための改革を行ってきた。

①学習スタンダード学習(各地のベーシック学習)

 学習指導要領に記載してある「問題解決的な学習」を忠実に行っている。新採用の教員には、とてもわかりやすいテキストだ。このスタンダード学習がうまくいっている学校は、子供たちがよく話すし書ける。

②学習リーダー

 教師の「教えすぎる」授業を変えるために「学習リーダー」が授業の進行を担う。教師が教えるのではなく、子供たちに授業の進行を任せる。かなり子供が主体的・対話的で深い学びの学習となる。

③セルフ授業

 授業にもセルフスタイルがある。子供たちは問題解決的な学習方法や学び方を知っている。普段から学習リーダーが進めている授業があるから出来るのがセルフ授業だ。セルフ授業で子供たち全員が活躍出来る。

④ICT・ホワイトボード・授業のキーワードの活用

 学び方を学ぶと次にICTが効果的に使えるようになる。ホワイトボードでグループ学習を行い記述してある内容をロイロノートで上げていく。授業のキーワードがあると、課題解決のための構造化が出来る。

⑤学びの交流

 イエナプラン教育までとはいかないが、異学年交流学びがある。すでに横須賀市の中学校の数学で中2中3の合同授業を見た。学年を超え教え教えられる授業は、圧巻であった。教師はファシリテーター役となっていた。

教師主体の誘導型の授業は、もはや限界にきている。教科書の内容を教えるだけでは、多くの子供には授業内容は伝わりにくい。学習内容を理解できる子はいいが学年が進行するにしたがってついていけなくなるからだ。それには、私たちが日本中で行ってきた上記の内容を行うことをお勧めする。まずは、先進校に学ぶとよい。

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