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執筆者の写真西留安雄

授業備品 NO.220(2023.4.20)ホワイトボードの効果的な活用方法2

更新日:2023年8月29日

PDF版(クリックで表示されます。)


思考ツールを使った保護者会の進め方(保護者同士の意見交換時)


保護者に参加していただく会である。十分な準備をすることが大切である。思考ツールを使った方法を稚竹幼稚園として取り組む。


<準備すること>

会の進め方を決めておく 担任と専科教諭が出席する会である。学年会などで会の進め方を決めておく。

【保護者会の流れ】(例)

1. はじめのあいさつ 2.出席者の自己紹介 3.担任や専科教諭からの話 4.保護者同士の意見交換(一人一言は言わず、思考ツールを使った情報交換を行う。5.おわりのあいさつ

〇名札などを用意する(机がない場合は、難しい)

〇資料などを用意する 資料としては文章中心の資料と、見せることの資料などが考えられる。(起案文書)

文章の資料]学年の最初は、保育経営の方針、その学年の大まかな保育内容、園行事の予定などを用意する。共働きの保護者も多いので、参観日や運動会などの保護者の参加する日程がわかっている場合は、紹介すると喜ばれる。(起案文書)

見せること中心の資料]子供たちの作品などさっと見せられるもの。保育の様子などの資料などを見せるのもよい。子どもの休み時間や保育中の様子、遠足などの様子、作品など見せることも簡単にできると思う。保護者にとって、普段見ることのできない幼稚園での我が子の様子を見ることができる。

話すこととしての資料]子どもたちの普段の様子を話すのもよい。できるだけ、子どものよさや成長を週案に記録しておき、伝えるようにする。子ども一人一人のよさや成長よりも、学級全体の様子を話す(当番活動の様子、片付けなどの様子、「ユーモア」、カリキュラムで頑張っている様子など具体的に。)(起案文書)


<保護者会の実際(例)>

座席を決める 円を作り、互いの顔が見るような形にする。

 はじめのあいさつをする

笑顔で、簡単に話をする。自己紹介をする際は、名札などを示しつつ、自分の名前を、少し大きめの声で、1文字ずつ「に・し・ど・め・や・す・おです。」というように伝えるようにすると聞き手によく伝わる。担任や専科教諭がそのように名前をゆっくり自己紹介すると、保護者も自分の名前を紹介するときにゆっくり話す。

 出席者が自己紹介をする

3 担任から話をする「最近の子供の様子」

用意した資料をもとに話をする。ない場合もある。学年で相談する。(起案文書)

4 保護者の悩みや意見交換を交流する場をもつ

多くの保護者は、子育てにいろいろな悩みをもっている。ゲーム機器をする時間、習い事、睡眠時間、お手伝いのさせ方などの話題を出し、保護者の悩みに寄り添い、少しでも解決策がでるような場になればよい。担任として、一方的に話をするのではなく、保護者の意見を聞き、共感しつつ、多くの保護者の考えや意見などを引き出すようにする。その際、それぞれの家庭の教育方針を肯定し、子育てには、いろいろなよい方法があることを認め合うことが大切だ。しつけや教育法には、それぞれのよさがある。全ての保護者が、保護者会に参加してよかったという気持ちになってもらえるような工夫をする。

そこが「思考ツール」の活用となる。この方法は、裏面にある。年に3回×3年分=9回分ある。保護者が少ない人数で考えを出し合えば満足感も出る。なお、一人一言は、保護者にとってプレッシャーとなったり、他の保護者を批判したりすることとなるので、できるだけ注意を払いたい。

担任が実際に子育てをした経験がなくても、実際に多くの個性の違う子どもを担任した経験がある。私たちの一番の強みはそこである。数多くの個性の違う子どもと日々つきあい、教育をしているからこそである。謙虚さをもちつつ、自信を持って発言するようにしたい。

5 おわりのあいさつをする


<保護者同士の意見交換のための短時間思考ツール>

思考ツールの効果が発揮されるのは「情報の整理・分析」、つまり情報の処理過程の場面である。思考ツールは情報を可視化し、操作しやすくするため、話し合いなどの場面で保護者が「主体的」「対話的」に関わる状況を生み出すことができる。保護者が付箋や直書きでホワイトボードに書き込むことにより「見える化」が図れる。



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