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  • 執筆者の写真西留安雄

授業備品 NO.232(2023.8.17)「教育用語を自校用語に」

PDF版(クリックで表示されます。)


 これまで「主体的・対話的で深い学び」の言葉をどの学校でも掲げていることに特別な思いは持っていなかった。共感することが多かったからだ。学習指導要領の趣旨が込められていたからである。だが、学習スタンダードが進化するにしたがって、この「主体的・対話的で深い学び」の言葉について考えさせられるようになった。

 それは、子ども達が自分たちで授業を進行し、教師が支援者に徹する学習スタンダード進化型の授業が増えてきたからだ。子ども達が自然体で仲間と教え合いをしている。なんと子どもたちの顔がやわらかいことか。全員活躍型授業で誰一人おいていかない。温もりいっぱいの教室となっている。

 「学び方の研究開発ネットワーク」研究校においては、課題解決をただシャープに行うのではなく、子ども達同士が自然体で話し、穏やかな顔で助け合う授業が行われている。指導する教師も、教えるから信じて任せる授業への転換が出来てきた。学習スタンダードの学びが私も仲間も進化している。

 具体的な進化を考えたとき「教科用語」を自分なりに解釈することが重要であることに気付いた。「教育用語」は、どの学校も使っているが、具体的な成果が見えにくい。そこで、自校の子どもや教師が育つために、「教育用語」を「自校用語」に解釈することを提案したい。例えば何気なく「主体的」と使うのではなく、自校の研究の状態に合う言葉にしてみる。「自分たちで」「自主的に」「自分から行動し」「指示される前に」「おまんらで」「自ら」、こんな言葉で解釈するとよい。特に地産地消の論理で「教育用語」を「自校用語」に置き換えると地域での学校像が見えてくる。学習指導要領の趣旨が一層、浸透すると思う。

 学習指導要領改訂の度に新たな「教育用語」が出てくる。その言葉を消化しきれず、教える授業が続いていることを憂いてきた。そこで、私たち学校現場にいる者は、教育用語を自分の言葉で解釈してみる。仲間に説明するときは、できるだけ「教育用語」を避け、子どもにも分かるようなやさしい言葉で示すとよい。




ネーミングで売り上げが変わる!印象が変わる!行動が変わる! 佐喜浜小 竹村 和男


 5年前の夏でした。家では、帰省していた長男が試供品で家にあった肉で牛串を焼き始めました。そして、試食後に「お父さん、肉が固いねえ。でもお祭りだったら十分。固い肉だからおいしいという人たちも結構いる。骨付き鳥の親鳥みたいに。」「よし、お祭りでは、名前を変えよう。ステーキ串!これでいこう!」

 都会で飲食店を経営している息子のアドバイスですから、これを受け入れて、例年通りの仕入れ数で予約を受け付けることしました。するとどうでしょう。予約数が一挙に昨年度の2倍に!急きょ追加注文をすることにもなるほどの盛況でした「ネーミングの威力はすさまじい」そう実感した夏でした。

 さて、同じネーミングについて、この前、スタンダード授業のパイオニアの西留先生と語り合いました。西留先生から私に、「どうだろう。教育界で当たり前に使われてきた言葉を変えたいと思いませんか。」私は「なかなか大胆な発言ですね。何をどのように変えられますか?」と問い返しますと、西留先生は「私が思うに、教育用語のほとんどは、先生主導だと思うのです。例えば、学習指導案。指導ですよ。指導。違いますよね。学習の中心は子どもです。先生は支援に徹しなければなりません。」「では、学習活動支援案とかいかがでしょう。」「そうそう、そういう言葉ですよ。竹村校長先生、ちょっと教育用語の自校化、子ども主体化の案を考えてくれませんか。」「わかりました。」

 お祭りでの体験を持つ私ですから、ネーミングの重要性は身にしみてわかっています。そこで私は、今教師の世界で使われている教育用語の変更案を考えてみました。みなさんいかがでしょう。ちょっと教育のイメージが変わって見えませんか。佐喜浜小ではこれからこのような視点で、授業を見つめていきたい、そう思っています。改革はまずはネーミングから!ネーミングは本当に大事です。いっしょに考えてみましょう。


イメージを変えよう→校内で言い換える時

主体的・対話的で深い学び→全員活躍型学び

個別最適学習→学習形態の工夫

協働的な学習→みんなかつやく学習

学習指導案→学習活動支援案

授業研究会→授業支援検討会

セルフレッスン→スマートレッスン(長澤中学校で使われています)ワン・チームレッスン

自力解決→コンセントタイム、ぶつぶつタイム

とも学び→友だちタイム

ワールドカフェ→ぐるぐる学習・ワールドカフェ出張版、ブラブラタイム

教科用語→キーワード

ティーチャー→ファシリテーター

考察→班学習・班考察、〇〇ゼミナール

解決活動→柔軟な解決活動

(西留・竹村試案)

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