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  • 執筆者の写真西留安雄

授業備品 NO.250(2024.3.1) ICT活用その2

PDF版(クリックで表示されます。)


越知小学校のICT その2


①チャット機能の活用

 「自力解決」や「考察の場面」で、分かりにくいことや困っていることについてチャット機能を活用し意見交流ができるようにした。考えをノートに書いたり、手を挙げて発言したりすることが苦手な児童が、書き込みをしていく。それに対して、別の児童がその児童への支援メッセージを送ったり、参考となる図や資料、自分のノートの写真を送ったりする。チャットの活用がヒントを得る手段となっている。また、児童の発言がチャットに残るため、教員の学習状況の把握もしやすくなった。

 別室登校や欠席児童が教室にいなくても授業に参加できるようになった。これをきっかけに、教室に入る回数が増えた児童もいる。欠席児童に、その日の板書を送る児童もいる。児童自身が判断して活用する場面が増えていった。



②デジタル教材・デジタルワークシートの活用

 デジタル教科書のデータ等を活用して、教員が教材を作成している。今まで、ノートやホワイトボードの上で考えていたことが、タブレットを活用し実際に操作することで、理解につながりやすくなった。また、板書と連動したワークシートを「ロイロノート」上に配信することで、児童にとって、より見通しのある授業となってきた。

 1年生でもこのワークシートが板書と連動することで、短い言葉ではあるが、自分の学びを書き込むことができる。ワークシート上の教員のコメントを友達と共有し、それぞれの良さを認め合いながら楽しい授業実践につながっている。



③学習ツールの自由な選択

 ICTの活用により、児童が自分の学びやすいツールを選択して学習を進めていくことで、児童の思考や表現方法が多様になった。

 授業では、本時の課題に対して全体で見通しを行った後、自力解決に入る。そのツールを、ノート、ホワイトボード、デジタル教材、友達に相談等、児童自身が選択して学習していく。これまでの「越知ゼミ」での話し合いは、ノートやホワイトボードが中心であったが、現在は、各自が選択したツールで考えが提示される。各々のホワイトボード、ノート、タブレット等である。そして、その場面がこれまでと違うのは、ノートに書くことが苦手だった児童が、タブレット端末に自分の考えを書いたり、教員が作成したデジタル教材に書き込みをしたりして提示していることだ。バラバラな方法だと、集約が難しいのではないかという意見もあるが、要は学習内容の中身である。児童にとっては、友達の多様な意見に触れる機会が増えた。皆が同じでないと分かりにくいのでは?という考え方を払拭する活動となっている。


④学習過程スタンダードの流れをシームレス化

 思考ツールが多様化すると、各々その活動時間を保障することが必要になる。児童から学習時間を大枠で進めたいという提案があった。そこで、これまでの学習の流れ(自力解決、学び合い、考察・まとめ・振り返り)を必要に応じて取り入れ、児童自身やグループで学習時間の配分ができるようにした。児童が学習時間の配分を考えることで、自然と時間的余裕が生まれた。書くことが苦手だった児童は一生懸命「ロイロノート」に書き込みをしている。早く終わった児童は友達に教えに行ったり自分のノートを工夫したりし始めた。ノートやホワイトボードをもって、教室をあちこち移動しながら学び合っている姿がある。一人一人の学びに応じた学習場面が生まれ、児童が学びを楽しむようになった。


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