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  • 執筆者の写真西留安雄

授業備品 NO.261(2024.9.19)「学習課題・めあて」の設定(再掲示)

PDF版(クリックで表示されます。)


「学習課題やめあて」の再掲示

「授業備品NO54 H.30.2.9「教師の効果的な学習課題の設定」」


学習課題やめあては何のためにあるのか

 本時で身に付けるべき力を育成するために、子ども自身が今日の学習で「何がどのようにできればよいのか」「何が分かればよいのか」等のゴールイメージを持ちながら学習を進めるためにある。

 

問題解決学習の一連の流れを大事にする

 問題(資料)の提示→気づき(問いの共有)→学習課題・めあての設定→見通し→解決活動・・・・

 いきなり問題を出して、学習課題・めあての設定をする授業を見た。「学習課題・めあてを出しなさい」と発問しても、子どもたちは戸惑うばかり。数人の子どもが挙手して発表をしたが、全員参加型の学びにはなっていない。こうした授業をたびたび見る。全員の参加型の学習課題・めあてとなるためには、その前段にある「気付き(問いの共有)」が大事にされる必要がある。もう一つは、学習課題・めあてを作成するための「材料」が用意されていなければなりません。(後述)算数であれば、分かっていること、聞かれていること、単位等の気づきが並ぶ。社会や国語であれば、気が付いたこと、調べてみたいこと、考えられること等だ。気づきを気軽に出し合う(問題解決の方法や調べる視点)ことで、何をどのように学ぶかが分かるようになる。

 

子どもにとって分かりやすい言葉や声出し

 学習指導要領の文をそのまま説明すると子どもには難しすぎる。分かりやすい、そして具体的な言葉で設定をする。また、学習課題・めあてを子どもが自分自身のものにするには、声に出して読むことだ。学習に向かうリズムや学習参画を促す手立てになる。

 

「学習課題・めあて」の設定のポイント

①  子どもが「学習課題・めあて」を設定する場合

ア「問い」を引き出す「資料の提示」や活動の工夫 イ学習課題・めあて」の設定につなげる「発問」の工夫 ウ子どもから出た言葉を学習リーダーや教師が整理し、「学習課題・めあて」を設定する。

②  教師や学習リーダーが「学習課題・めあて」を設定する場合

ア既習事項を思い出させる イ子どもの興味・関心を引き出す発問の工夫 ウ単元全体の見通しを示す等

 

「学習課題・めあて」の設定に必要な条件

*「学習課題・めあて」は、本時のゴールに向けた考える視点や取り組む視点を子ども側の視点で捉えたもの

*本時のねらいは、教師が設定する単元や1単位時間の指導目標であり、教師側の視点で捉えたもの

*「学習課題・めあて」設定の法的根拠 学習指導要領総則第3教育課程の実施と学習評価

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