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「個別最適で協働的な学び」の考えが、間もなく全国に伝わる。子どもたちが自分たちで課題や教材を選択する。指導者は、理解度に合わせた教材の提供や個別学習の時間の確保を行う。私たちが行ってきた、「学習スタンダード(ベーシック)」をより自由度をもたせる内容だと理解している。今後、指導をするにあたり、私たちは、どんな学び方を子ども達に指導してきたのかを振り返ってみることにした。
未だ、教師主導の授業(教師がよくしゃべる、分かること教師の会話)がなくならないことを考えると、この学び方一覧を参考に授業改善をされるとよい。全国の授業を観てきた「学び方」を一覧にしてみた。他にもあると思う。まずはこの資料を参考に自校で開発されるとよい。
1 学び方一覧

2 具体的な学び方
①チョーク&ティーチ(教師主導)教科書の内容をこなす型。
②一斉学習(導入、展開、まとめ・挙手指名発表型)
学習の理解ができない子は全時間、挙手が出来ない。
①②は、教師主導であり、学習の理解できない子は、授業から離れやすい。
学級経営も難しくなる。
③学習スタンダード型(全員活躍型)
問題、気づき、学習課題設定、見通し、自力解決、集団解決、まとめ、ふりかえり
④異学年交流型学び 同じ課題を異学年で学ぶ(N中)
⑤全校交流学び (全校数学(M中)、全校体育(M中・O小)、全校道徳(S小)
⑥複式学級交流型 自力解決や集団解決時に異学年交流学((S小)
⑦自由進度学習(個別最適な学び(I中))
⑧イエナプラン型(開発校の実践は少ない、オランダの学びを意識
上記の学び方は、すでに全国で実践されている。たくさんの実践例もあり、個別最適で協働的な学びと融合しやすい。
最近は、自力解決の学びにすぐに入らず、3人くらいで解き方を確認をしてから、一人学習に入る学校が多い。
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