top of page
  • 執筆者の写真西留安雄

授業備品 NO.214(2023.2.6)横須賀市立長沢中学校学習形態

更新日:2023年8月29日

PDF版(クリックで表示されます。)


長沢中学校の学習形態について

研究推進担当 岸上 哲大


はじめに

 令和3年度より学習指導要領が改訂されました。これまで学習指導要領は,時代の変化や子どもたちの状況,社会の要請等を踏まえ,おおよそ10年ごとに改訂されてきました。

 今回の改訂では,育成を目指す資質・能力の三つの柱(「知識及び技能」「思考力,判断力,表現力等」「学びに向かう力,人間性等」)に沿って,目標及び内容が整理されました。また,どのような資質・能力の育成を目指すのかが明確にされ,教師が「子どもたちにどのような力が身についたか」という学習の成果を的確に捉え,主体的・対話的で深い学びの視点から授業改善を図りやすくなることが期待されています。

 このような改訂の経緯を踏まえて,西留安雄氏(高知県7市町村教育委員会授業改善アドバイザー)をスーパーバイザーとしてお招きし,「“生徒が”主体的・対話的で深い学びに取り組む授業づくり」を目指した授業に取り組んでいます。


長沢スタンダード

                         

(1)板書の統一 

 教師は,教科係(学習リーダー)が進める内容について,司会原稿を作成したり,黒板グッズを使用して授業の流れを板書したりする。

黒板グッズ


(2)学習リーダーのあり方

 生徒は,本時の「問い」から課題を設定します。また,問いと課題が提示されたら,本時のまとめの書き出しを考え,「見通し」をもちます。見通しには本時に使用するキーワードを考え,出されたキーワード(教科用語)を用いながら授業を進めていきます。

(3)前時の振り返り

 前回の授業の振り返りの場面です。前回の授業はどのような授業で、自分自身が考えたことを近くの人と共有をします。(左の写真は研究授業のものですが、参観をしにきてくださった先生に発表をしている場面もあります。時間は約1分~約2分ですが、前回の復習になったり、本時の取り組みに向けての意欲が変わってきます。


(4)ペア・グループ学習

 課題解決に向けて、一人ではなくペアやグループで取り組みます。その中で、パソコン(ChromeBook)やホワイトボードを活用して、グループ内で意見交流をしていきます。分からないことは気軽に聞ける環境が整っていて、誰一人寝てしまうことなく、取り残されることなく、一生懸命取り組んでいます。学習リーダーは全体をみて、タイムキーパーとしてグループ学習をする時間を決めます。延長をすることもあります。


(5)取材・偵察

 グループの中で、話しがまとまらなかったり、他のグループの意見が聞きたい時に、学習リーダーが時間を決めて、意見交換にいきます。グループ内で出てこなかった考えや、分からなかったことが解決する機会になります。他のホワイトボードに付け加えることもあります。


(6)全体共有

 課題解決のための全体共有として、「ゼミナール」方式をとっています。2列ごとの「号車」で「ゼミ」をつくり、グループ内で考えたことやまとめたことを発表をしたり、付箋(ポストイット)に考えを書いて、それを模造紙やホワイトボードに場合分けをして貼ったりして、思考力を深めます。自分自身が全く予期していなかった意見や考えに出会えます。


(7)まとめ・ふりかえり

 本時の授業の『まとめ』を、短い文章で書きます。その際に、設定されているキーワード(教科用語)を使って記入します。もしわからなければ、「取材・偵察」をして仲間に訊きにいきます。このことを行うことで、本時の授業は何が大事なことだったのか、また、家庭で復習をするときに非常に役立ちます。『ふりかえり』は本時の授業の感想をできるだけ多く書きます。感想だけでなく、授業を通しての自分の考えを書くことで、定着にもつながります。


(8)ChromeBookの活用

 令和3年度より、一人一台のPC『ChromeBook』が配布されました。わからないことを調べたり、ミライシードと呼ばれるソフトを使って意見交換ができたり、Google Classroomを使って授業内容を確認したり、課題を提出したりすることができます。どの授業でもChromeBookが活用され、「生徒が」主体的・対話的で深い学びをするための手段としてとても活躍しています。


閲覧数:152回0件のコメント

Comments


bottom of page