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授業備品 NO.304(2026.4.21)子ども研究会・教師校内研究会

  • 執筆者の写真: 西留安雄
    西留安雄
  • 4 時間前
  • 読了時間: 5分

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 自分でもここまできたかと考える。特に驚くことはない。子どもが「主体的」・「個別・最適」をキーワードにすると、これまでなかったことが不思議に思う。全国各地で多くの方に出会い、研究のことを聞いた。やはり、「校内研修の改善」は分かっているが、「教師や学校外の組織の変わらない方向性」があることを憂いていた。次期学習指導要領や学習のIT化に期待をするが、授業や学校は変わらないと思う。

 そこで、全国で取り組んでいる授業改善が参考になる。その学校では、子どもたち、特に生徒自身が「組織」をつくり、授業改善や学力向上に取り組んでいる。飛躍はするが、ゆくゆくは教師の校内研修が少なくなり、子ども自身が主体的に進める組織が主になることが望ましいと考えている。それは、子どもの学習リーダーを中心に仲間で学ぶ(ラーニング)が整ってきたからだ。

 ある中学校の授業前の生徒の説明。


 児童が創る授業改革システム(備品249)

①授業創り実行委員会(3年生以上)

 3年生以上の授業改革の実行委員会である。ここが中心となり授業で取り組む理論等をまとめる。また、授業評価の方法や、研究発表会での仕方をまとめる中央委員会だ。

②教科リーダー委員会(3年生以上)

 各学級で教科毎の教科リーダーを選出し授業の司会進行、リーダー授業台本、板書、教科用語の事前選出、教科内容の事前学習等を行う。

③セルフ授業大会

 全学級でセルフ授業を行い、全児童が集合し、各学級の振り返りを行う。年度初めは、転任してきた教師や1年生に「授業の進め方」を授業公開。


2 生徒が創る授業改善実行委員会(備品248)

「いつも実行委員が中心になり動いていますが、今回は班長、道徳係もファシリテーターの役割をします。これまで班長やリーダーと、動き方の打ち合わせをしてきました。通常は実行委員が中心となりやっていることを班長や道徳係も行うように計画しました。実行委員が見本を示し、班長が実際授業の中でも動ける練習をしました。だから班長も自分毎のように伝えられるようになっています。道徳委員だけでなく実行委員も班長も動く力をつけています。」これは生徒の歓迎の言葉だ。ここにそれぞれの役割を見出すことが出来る。

 生徒が創る授業は、問題解決的な学習(授業スタンダード)が出来ていることが必須の条件である。生徒が授業を創るためには、課題設定から班学習やまとめ、振り返り等の学習方法をマスターしておかなければならない。


 各学級から選出された、授業づくり実行委員が学年にいる。学年実行委員の中から選出された実行委員長。さらに学年を超え、校内全体実行委員会があり、実行委員長もいる。

 学年実行員会は、研究授業の開催の時は、学級を超えた会合を数回持ち、学年全体の公開授業に備える。学校全体会では、授業改善の進み具合等を確認する。

 これらは、これまでの教師の校内研究組織と似ている。特徴的なことは生徒の中に授業改善組織があることは画期的なことだ。特別活動の委員会活動と似ている。また、部活動と同様各教科が部活動のような組織ともいえる。

3 7リーダー(備品249)

 4年生が発案した。7教科の教科リーダーが集合し、授業の組み立てを行っていた。教師が代休で休めるように教科リーダーが中心となり動いていた。話を聞くと、「①クラゲチャート」を使って仲間に授業内容を伝えました。その内容は②資料をまず自分が勉強し、仲間に配布する資料を作りました。③資料から分かったことをみんなに短冊に書いてもらいました。④みんなで発表をし合いました。⑤いろいろな意見が出ました。⑥考察の時の中心の課題は、「伝統を守りながら新たな器づくり」です。⑦みんな発表をしてくれたので嬉しいです。⑧進行表を作りました(台本)。青色はみんながノートに書くこと。赤色は課題やリーダーが疑問に思いみんなに伝えること。緑はタイムスケジュール。茶色はみんなが発表しやすいようにペアで組むことです。」

 担任は、学習リーダーに「アドバイス」をして授業を任せた。学習リーダーは、家に帰って予習や資料の作成、授業台本を作成してきた。教科リーダーとして徹底的に勉強をした。みんなの鏡になるようにした。自分のやることを分かりやすくするために、クラゲチャートや表を作りみんなに分かりやすいようにした。」と説明した。7教科のリーダーの一人「7リーダー」の活躍はすごい!



4 子供が校内研究(授業)を担う(備品249)

 私たち教師の校内研究は、教師だけで行うものではなく、子供たちが予習をして教科リーダーの基に学習を進めることに「舵を切る」時だと思う。教師の授業の腕前を見せるのではなく、子供たちの主体的な進行を支援することに変える時期だと思う。個別最適や協働的な学びの研究の前に、改めて「子供が進める主体的な授業」とは何かを考えて欲しい。このことが今後の教育課題になることは間違いない。

 

5 子ども校内研修委員会の仕事(備品290)

①学習リーダーが授業の進行を担う

②セルラーニング用の「授業の打ち合わせシート」や「授業台本」(子供版学習指導案)を書く

③「授業評価」「授業評価会」を行う

④学力向上会を開催する。

⑤研究会の冊子を作成する


 

6 教師の校内研修委員会

①「セルフラーニング」の常識を自覚

②子どもとの授業の打ち合わせを行う

③学習指導案を作成

④子ども授業評価会に一緒に参加する

⑤教員間の事後研究会(短時間)

⑥学力の平均点を上げる⑦子ども校内研修実行員会に全職員で

子どもを主語にした研究

(1)子どもが主体的な学習活案

〇授業学級の子どもに活動案を配布

〇やさしい記述、少ない字数

〇ピクトグラム等の図を増やす


(2)子どもが主体的な研究協会

〇子どもたちの協議会と教師の参加

〇子どもたちの研究発表



「小学生の頃は、先生たちが授業を進めてくれたので考えようとしませんでした。今は、授業を進めることは、とても大変なことだと実感をしましたが満足感もあります。」

中1の生徒談


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